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苦楽園の「中国菜館 桂花」で医食同源の中華はいかが!
名店探しは、すなわち、トレジャーハンターと言っても過言ではないでしょう。
ドキドキ感とともに、幾多のトライを重ね、やがて金銀財宝のごとく美味しいお店に辿り着く恍惚感。
これはいくつになってもやめられそうにありません。
その成果として、ひとつ報告しておきた場所があります。
西宮市・苦楽園、静かな住宅街の一角に佇む中華「中国菜館 桂花」。
阪急甲陽線・苦楽園口駅から徒歩2分、いぶし銀のように輝く中華の老舗です。
扉を開けた瞬間にわかる、長い間、地元の方を中心に親しまれてきたという雰囲気―
ランチタイムでは、「マーボー豆腐定食」や「海の幸と野菜の豆富みそ炒め定食」、
「海老のチリソース定食」という強力なメニューがそろっています。
その中でも注目は、「日替わり定食」。当日の献立が気になり過ぎて、
午前中の仕事や家事が手につかない方もきっと居るやもしれません。
こういうささやかな楽しみが我々の長い人生を支えているのだ、ハッと気づかされてしまいます。
あっさり広東ベースの味つけは、あくまでも食材の滋味を活かす仕上がり。
派手さで目を引くよりも、飽きのこない味で末永く、というご主人の思いを物語っているかのようです。
実家が農家という強みを発揮し、旬のお野菜を楽しめるのも、こちらのいいところ。
食を通じて健やかになっていく医食同源とは、まさにこのことを言うのでしょう。
名物として君臨する「スパイシー炒飯 山椒仕立て」は、炎とスピーディーな職人技が結晶した一品です。
山椒と豆板醤が極上のエスプリとして効いていて、海鮮の炒め加減もお見事。
これはとても素人では真似できません。
この街特有のエレガントさもわきまえずに、熱々なところをガツガツとワイルドにかき込みたくなるほどです。
個人的にいつも熱烈大歓迎するのは、自家製「チャーシュー」です。
注文が入ると、特製ダレに漬け込んだ生の状態から焼き上げる、世にも珍しいスタイル。
常時3種類そろえる紹興酒を片手に、これをつまむ興奮ときたら―。
西宮市・苦楽園の「中国菜館 桂花」は、地域の方々にとって、宝物のようなお店。
そうです、お宝はみんなで分け合ったほうが喜びは深いのです。
[店名] 中国菜館 桂花
[TEL] 0798-72-4707
[住所] 〒662-0075 兵庫県西宮市南越木岩町10-13
[アクセス] 阪急甲陽線「苦楽園口駅」から徒歩2分
[営業時間]
ランチ 11:00~15:00 (料理L.O. 14:30)
ディナー 17:30~22:00 (料理L.O. 21:00)
[定休日] 木曜日/第1・第3水曜日
[ホームぺージ] https://www.kurakuen-keika.com/