福岡市から車で約1時間。「筑前の小京都」と呼ばれる福岡県は

朝倉市・秋月の町並みから少し離れた大自然の中に、そのお店はあります。

古民家を改装して作られた店内に入れば大勢のお客さん。

秘密にしておきたくても、美味しいお店はいつの間にか評判になるものですね。

そうです、ここがパンの名店として知る人ぞ知る「月の峠」です。

あなたにも、その魅力を紹介しましょう。

なぜ、これほどまでに多くのお客さんが大自然の中までパンを買いに来るのか。

評判を聞きつけて、秋月に観光に訪れたお客さんの多くも足を運び、

散策しながらパンを頬張る姿も多いのだと言います。

答えは簡単。

パンへの愛情と、お客さんに美味しいものを食べてもらいたいという気持ちにあふれるお店だからです。

使用する酵母は扱いが難しいとされる天然酵母。

小麦粉は店主が直接味を確かめたものを厳選し、

それぞれのパンに合わせて数種類の小麦の配合して生地を作ります。

総菜ぱんや、お菓子ぱんの具材づくりにも一切の妥協はなし。

手作りにこだわり、手間暇を惜しまずに作り上げます。

その代表作が「カレーパン」。

丸2日間かけて「カレーパン」のためだけのオリジナルカレーを作り、

一番おいしい状態で食べてもらえるように開店時間に合わせて揚げます。

地元のブランド鶏「古処鶏」のミンチの旨味と、タマネギの甘さが引き立つカレーと、

サクッと揚がったパン生地の相性は抜群です。

「ぶどうぱん」も「カレーパン」と並ぶ「月の峠」の名物。

パン生地の美味しさはもちろん、ゴロゴロと入ったレーズンが人気の理由。

ラム酒にしっかりと漬け込んだ後、水分を除いてからパン生地に練り込んで焼き上げます。

パンのほのかな甘み、ほんのり香るラム酒の香り、そして甘酸っぱいレーズンの旨味。

三位一体とはまさにこのこと。リピート必至です。

他にも美味しいパンがずらり。

というよりも何を食べても美味しい、それが「月の峠」です。

少し早起きした朝は「月の峠」にドライブがてら足を運んでみませんか。